フィリピンパブ珍百景 3

2016年03月16日
0
フィリピンパブ
タレント指名
チャットのフィリピーナタレント全盛時のフィリピンパブで働いていたフィリピーナ達は、今から考えてもかなり大変なノルマを課せられていたようでした。

毎日の指名の数や週末の同伴、ドリンクの売り上げなどいろいろなノルマを課せられて苦しんでいるのをよく目にしました。

そしてそのしわ寄せは常連客に向かって行き、元々フィリピーナの純粋な笑顔に癒されたくて通っていた客が多かったはずが、知りたくもない内部事情を聞かされた上にいつも疲れた顔ばかり見せられてはたまったものではありませんでした。

またしつこい営業電話に負けて店に行っても、店にいる客はそっちのけで営業電話に忙しい兵もいたようです (笑)

もちろん私はフィリピンパブで仕事をしたことはありませんが、当時のシステムで儲からない筈はなかったと思います。

でもフィリピンパブを経営する人の欲の深さは底なしだったようで、儲かれば儲かるほどエスカレートして行ったような気がします。

そしてそんな営業の結果として、一部の常連客かほとんど行かなくなるかの両極化を生んだのは間違いないでしょう。

ただし客の方でも中毒と言われる人種が多く、営業電話がしつこいからと自分に言い訳しながら通っていた人も少なくなかったのではないでしょうか。

タレント時代のフィリピーナは、契約期間の半年が終わると数人のグループでの帰国でした。


この娘たちが帰ったらもう卒業しよう



と何度も思いながら、サヨナラパーティーの数日後には何事も無かったかのように再び通っていました (爆)

また店で顔を見る中毒者同士の間では、「あの人もいつも来ている」という事が自分を正当化する理由になっていた部分もあったと思います。

そんな風にマニアの客ばかりが集まるフィリピンパブは完全に馴れ合いの世界になり、店の方も危機感を持つ事は全くなかったんでしょうね。

フィリピーナがタレントとして来日出来なくなった頃、そんな一部のマニアの人が署名を集めたりしているのも見ましたが、行動するのが遅すぎたかも知れません。

フィリピンパブが日本の文化の一部だと声高に叫んでも、冷静に考えればフィリピンパブは全く市民権を得ていなかったばかりか、フィリピンパブにつぎ込んで不祥事や事件を起こす人が後を絶たなかったのが世間一般の印象だったと思います。



タイトル内目次

この記事が気に入ったら
シェア!

  • にほんブログ村
  • 人気ブログランキング
関連記事
もっと見る
ロビンソン

0 件のコメント

まだコメントはありません

コメントの投稿