サヨナラの向こう側 1
2016年03月21日
タレントとして来日したフィリピーナにとって、契約期間を終えてフィリピンに帰る前のサヨナラパーティーは最高の晴れ舞台であるとともに、店にとってもまた欠かせないイベントでした。
私の記憶では、ある時期までのサヨナラパーティーではタレントたちの希望でパンツスタイルでもOKの店もあったような気がします。
しかし店の管理が厳しくなるとパンツはNGで、パーティー当日はチケット制にする店が多くなり、主役以外のサヨナラとは関係のないタレントにまでチケットのノルマを押し付けるようになって行きました。
そんないきさつもあって私も結構な数のサヨナラパーティーの場に居合わせましたが、人気のあるタレントのパーティーでは店に入り切らないほどの盛況になる事もありました。
サヨナラパーティーに限らずイベントで儲けるのは結構なんですが、入り切らないほどのチケットをタレント経由で客に押し付けるやり方にもフィリピンパブの金儲け主義がよく表れていました。
パーティーで一番盛り上がるセレモニーの時間は何度見ても飽きない光景でしたが、あまり混んでいる時はサヨナラのタレントのお客さんの席が無くなるのは気の毒なので頃合いを見て引き上げることもありました。
そんな時にわざわざ席を立って自分のサヨナラに来てくれたお礼を言ってくれるタレントもいて、チケットを買って顔を出してよかったと思わせてくれました。
セレモニーは日付が変わる時間から1~2時間の間が多く、カラオケのリクエストがキャンセルされて山口百恵の『さよならの向こう側』を主役のタレント達が歌い、間奏の部分で挨拶するというものでした。
そこで私が個人的に一番楽しみにしていたのは、セレモニーの時にお客さんが持参した花束を渡すところでした。
フィリピーナにとって花束の数はある意味では他のタレントに対する虚栄心や自己満足であり、フィリピンに持って帰れるわけでもない事は言うまでもありません。
セレモニーの時は気持ちも盛り上がっていても、実際に花束がそんなにありがたいのかどうか分かりませんでした。
そしてもっと面白かったのは、一番最後に花束を渡したがるお客さんの様子を観察する事でした (笑)
周りの様子を見て、指名が被っていた他の客が渡すのを見届けてからという考えだったと思いますが、たまに同じことを考えている人同士がいてお互いに譲らないという光景もありました。
サヨナラパーティーの場で最後に自分がおいしい部分を味わいたいという心理は理解できますが、フィリピーナにとって本当の相手ならわざわざそんな主張をする事はなかったはずで、逆にただの客である証明になっていたような気がしないでもありませんでした (苦笑)
しかし店の管理が厳しくなるとパンツはNGで、パーティー当日はチケット制にする店が多くなり、主役以外のサヨナラとは関係のないタレントにまでチケットのノルマを押し付けるようになって行きました。
そんないきさつもあって私も結構な数のサヨナラパーティーの場に居合わせましたが、人気のあるタレントのパーティーでは店に入り切らないほどの盛況になる事もありました。
サヨナラパーティーに限らずイベントで儲けるのは結構なんですが、入り切らないほどのチケットをタレント経由で客に押し付けるやり方にもフィリピンパブの金儲け主義がよく表れていました。
パーティーで一番盛り上がるセレモニーの時間は何度見ても飽きない光景でしたが、あまり混んでいる時はサヨナラのタレントのお客さんの席が無くなるのは気の毒なので頃合いを見て引き上げることもありました。
そんな時にわざわざ席を立って自分のサヨナラに来てくれたお礼を言ってくれるタレントもいて、チケットを買って顔を出してよかったと思わせてくれました。
セレモニーは日付が変わる時間から1~2時間の間が多く、カラオケのリクエストがキャンセルされて山口百恵の『さよならの向こう側』を主役のタレント達が歌い、間奏の部分で挨拶するというものでした。
そこで私が個人的に一番楽しみにしていたのは、セレモニーの時にお客さんが持参した花束を渡すところでした。
フィリピーナにとって花束の数はある意味では他のタレントに対する虚栄心や自己満足であり、フィリピンに持って帰れるわけでもない事は言うまでもありません。
セレモニーの時は気持ちも盛り上がっていても、実際に花束がそんなにありがたいのかどうか分かりませんでした。
そしてもっと面白かったのは、一番最後に花束を渡したがるお客さんの様子を観察する事でした (笑)
周りの様子を見て、指名が被っていた他の客が渡すのを見届けてからという考えだったと思いますが、たまに同じことを考えている人同士がいてお互いに譲らないという光景もありました。
サヨナラパーティーの場で最後に自分がおいしい部分を味わいたいという心理は理解できますが、フィリピーナにとって本当の相手ならわざわざそんな主張をする事はなかったはずで、逆にただの客である証明になっていたような気がしないでもありませんでした (苦笑)
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