サヨナラの向こう側 2

2016年03月22日
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フィリピンパブ
タレント
チャットのフィリピーナサヨナラパーティーが終わった後はタレント達はフィリピンに帰るだけですが、空港まで見送りに行く熱心なお客さんもいました。

契約期間を終えて帰るだけのフィリピーナにとって空港は仕事の場ではないので、その場にいるのは本当に来て欲しいお客さんに限られていて、中にはそのまま一緒にフィリピンに行く人もいたようです。

ごくまれに呼ばれなくても空港まで見送りに行くお客さんもいたようでしたが、もう帰るだけで営業の必要がなくなったタレントの空港での態度はそれまでとは違っていたかも知れません。

帰国の日が近づくと店やプロモーターから帰国便を聞いて、直行便か経由便かでタレント達が一喜一憂するのをよく見かけましたが、そんなところから空港へ行く時間を見計らっていたふしもあります。

でもそんな風にノコノコ出かけて行って、空港で本命の相手と一緒のところを見せられた人はさぞかしバツが悪かったことでしょうね。

空港内の飲食店で報酬を渡され帰国便までの時間を待つ間は、プロモーターが逃亡を防ぐために片時も目を離さない雰囲気があったようです。

空港内には別の店で契約期間を終えたタレントも多数いて、公衆の場でも平気で大きな声で話しているだけで目立つのに、例外なく全員シーフードヌードルのケースをカートで運ぶ光景は異様なものがありました。

タレントとして日本に来るまではフィリピンでも働いた経験のない娘がほとんどだったはずで、帰ったら心身ともに疲れ切ったことでしょう。

家族のいる故郷に帰れば日本帰りというだけで有名人扱いで、外国のバーで働いていたと陰口を叩かれる事も多かったと聞きますが、田舎町なら数回日本に行くだけでエアコンのついた家を新築できたようでした。

その反面で家族が働くのをやめてしまうケースが多く、お金の使い方も残し方も理解できない事による悲劇もあっただろうと思います。

タレント時代のフィリピンパブやお客に関するエピソードはまた今後もいろいろ思い出しながら書いていきたいと思います。



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ロビンソン

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